天皇陛下が皇居で稲刈り 気遣いの言葉も
天皇陛下は15日、皇居の中にある水田で稲刈りをされました。
天皇陛下は15日午前、皇居内の水田で、うるち米の「ニホンマサリ」ともち米の「マンゲツモチ」、あわせて20株の稲刈りをされました。
皇居での稲作は、昭和天皇が始めたもので、去年、上皇さまから引き継いだ陛下は、「種籾まき」からの一連の作業を今年初めて行われました。
陛下は、稲作を終えた感想を文書で寄せ、その中で、豪雨被害や新型コロナウイルスの感染拡大により、農業に従事する人たちの苦労を「いかばかりか」と気遣った上で、「実りの秋を迎え、各地で収穫が無事に行われることを願っております」と述べられました。
収穫された稲は、皇室の祭祀や伊勢神宮の神事などに使うほか、ご一家で食されるということです。