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コロナ感染の妊婦 後期に症状重い割合高く

2020年9月17日 21:42

新型コロナウイルスに感染した妊婦について、妊娠初期に比べて後期になると症状が重くなる割合が高いことが日本産婦人科医会の調査で分かりました。

日本産婦人科医会が、全国のおよそ1400か所の産婦人科などに対して行った、妊婦の感染状況などに関する調査でことし6月末までで新型コロナウイルスに感染した妊婦は72人いたことが分かりました。

このうち8割にあたる58人が発熱などの症状があり、CT検査で肺炎などと診断されたのは、妊娠28週までの初期と中期では10%だったのに対して、29週以降の後期では53%、酸素投与が必要だったのは、初期と中期では8%だったのに対して、後期では37%といずれも妊娠後期で高くなっていました。

感染した妊婦は、後遺症もなく回復したということですが、海外から旅行で来た1人は死亡したということです。

調査をまとめた昭和大学の関沢明彦教授は、妊婦の感染は少ないものの家庭内感染が最も多く妊娠後期では症状が重くなる割合が高いため、注意して欲しいと述べました。