元会長逮捕 契約数より大幅に少ない商品数
磁気ネックレスなどのオーナー商法で2000億円以上を集めたジャパンライフの元会長らが逮捕された事件で、会社が持つ磁気商品の数量が契約数よりも大幅に少なかったことがわかりました。
ジャパンライフの元会長・山口隆祥容疑者ら14人は、配当の見込みがないのに顧客を勧誘し、12人からおよそ8000万円をだまし取ったとして、18日に逮捕されました。
逮捕をうけ、被害者は─。
被害にあった女性「(出資したのは)1億3000万。半分諦めているようなところがありますよね。お金返ってこないもんね、全然」
ジャパンライフは、客に購入させた磁気ネックレスなどの商品を、別の客にレンタルすれば配当が入るオーナー商法を展開し、1万人近くからおよそ2100億円を集めていましたが、その後の捜査関係者への取材で、実際には磁気ネックレスなどの商品の数が、契約数よりも大幅に少なかったことがわかりました。
また、別の客へのレンタルもほとんど行われておらず、警視庁は、ジャパンライフが開業当初から事業の実態がなかったとみて、調べています。