8月給与平均5か月連続減27万3263円
今年8月の働く人一人あたりの給与総額の平均は、5か月連続のマイナスとなる27万3263円でした。残業代は去年と比べて14%の減少となりました。
厚生労働省が発表した毎月勤労統計の速報値によりますと、8月の一人あたりの給与は平均で27万3263円で、去年8月と比べると1.3%減少しました。減少は5か月連続です。
このうち残業代は去年8月よりも14%の減少となり、1万6617円でした。残業代で最も減少幅が大きい業種は、理・美容業ほかの生活関連サービスなどで40.5%、次いで飲食サービス業などで31.9%、製造業で25.1%、卸売業・小売業で14.7%となるなど、新型コロナウイルスの影響を受けた産業で大きく減少しています。
厚生労働省は、「新型コロナウイルスの影響は続いていて、9月以降については見通しが難しい。GOTOトラベルなどのキャンペーンが始まり、今後、どのように影響するかみていく必要がある」としています。