“100期”目指す羽生九段、第1局は敗戦
将棋の羽生善治九段がタイトル獲得通算100期を目指す竜王戦七番勝負は、第1局で竜王の豊島将之二冠が勝利しました。
東京・渋谷区で行われていた竜王戦七番勝負の第1局は、2日目の10日、羽生九段の封じ手を開封して再開されました。
19歳で初のタイトル竜王を獲得した羽生九段は50歳になり、今回の挑戦で、タイトル獲得通算100期を目指しています。
9日に初めて対局場で夫の姿を見た妻の理恵さんはツイッターで「泣けた」と語り、一緒に見たお子さんも退室後、「お父さんのこと、もっと大事にしてあげよう」「仕事の顔かっこよかったね」など語っていたとつづっています。
序盤から激しい展開になった対局は、午後4時12分にタイトル初防衛を目指す豊島二冠から52手で投了に追い込まれ、羽生九段は敗れました。
残る6回の対局で、先に4勝した方が竜王を獲得する竜王戦七番勝負。次回は今月22日と23日に名古屋市で行われます。