救急車が高速入り口誤り到着遅れ 男性死亡
東京消防庁・荏原消防署の救急車が、急病人の高齢男性を転院させる際、高速道路の入り口を誤り、病院への到着がおよそ16分遅れていたことがわかりました。男性はその後、死亡しました。
東京消防庁によりますと、先週7日の夜、品川区内の病院から急病人の70代の男性を江東区の病院へ搬送する際、荏原消防署の救急車が高速道路の入り口を誤り、到着がおよそ16分遅れました。運転していた救急隊員は工事中の一般道路を避け高速道路に乗ろうとして入り口を誤り、およそ18キロ遠回りになったということです。
男性は救急車内で到着のおよそ6分前に容体が悪化し、その後、危篤状態になり、翌日、死亡が確認されました。
東京消防庁は「再発防止策を講じるとともに信頼回復に努めて参ります」とコメントしています。