住宅街で道路陥没 トンネル工事を一時中止
18日午後、東京・調布市の住宅街で、道路が陥没しているのが見つかりました。付近の地下では、外環道のトンネル工事が行われていて、NEXCO東日本は、工事の一時中止を発表しました。
18日午後2時すぎの映像からは、道路に大きな穴があき、目の前の住宅の下にまで広がっているのが分かります。
警視庁によりますと、18日正午すぎ、付近の住民から「道路が陥没した」と110番通報がありました。現場は、調布市東つつじヶ丘の住宅街にある市道で、穴の大きさは縦5メートル、横2.5メートルほどで、5メートル近く陥没していて、付近は通行が規制されています。
付近の住民「(最初は)こんな穴があいてる状態ではなくて、へこみみたいな感じで、途中で『ジャー』って水の音がしたんですけど、それからドンって落ち始めて、もう一回大きな音が『ドン』ってきて、あんなふうに大きくなっていって」
自宅前が陥没した住民「地震みたいに『ドーン』と揺れたのよ。怖いよ、そりゃ。これが家の下まで亀裂が入ってきたら、家がこんなになっちゃうじゃん」
現場付近の地下では、外環道の大規模なトンネル工事が行われていて、NEXCO東日本は、工事と陥没との因果関係は不明なものの、一旦、工事を中止していると発表しました。
NEXCO東日本は、近隣の住民に避難を呼びかけるとともに、18日午後4時半すぎから陥没した穴に土砂を入れて、埋める作業を始めていて、作業は夜通し行われるということです。
NEXCO東日本は、地域の皆様にご迷惑をおかけしており、今後、専門家などによる有識者会議を早急に実施して、原因究明に努めたいとしています。