横田滋さんのお別れ会 菅首相らがお悔やみ
今年6月に亡くなった拉致被害者、横田めぐみさんの父・滋さんのお別れ会が開かれました。菅首相らが出席し、滋さんへのお悔やみと謝罪の言葉を述べました。
今年6月、最愛の娘・めぐみさんとの再会を果たすことなく無念のまま87歳で亡くなった横田滋さん。
めぐみさんの母・横田早紀江さん(84)「私たちはもうただ普通の家族でしかありませんし、本当に家族を大切にする父親でしたので。そのおとなしい人がですね、大事な娘がいなくなったとたんに、なんと強くなることかと私はもうびっくりするような思いで。(めぐみさんが)必ず元気で生きているんだろうということだけは信じながら祈って」
菅首相や安倍前首相らも参列しました。
安倍前首相「娘を必ず自分の手で取り返さなければならないという強い信念と、そして家族会の象徴としての責任感から、まさに命を削って、運動を続けられたと思います。滋さんがお元気なうちに取り戻すことができなかったことは本当に断腸の思いであります」
菅首相「滋さんがご存命の間に、めぐみさんとの再会を果たすことができなかったことは、まさに痛恨の極みであり、大変申し訳なく思っております」
さらに、菅首相は「すべての拉致被害者の帰国実現に向けて、全力で行動していく」と誓いました。来月15日、横田めぐみさんの拉致から43年となります。