“テレワーク頭痛”急増…原因は?予防法は
今や常識となったテレワーク。オンライン会議に便利なアプリも開発されています。一方で、緊急事態宣言が終わった頃から急激に増えたというのが“テレワーク頭痛”。自宅のある環境も、ひとつの原因になっているといいます。
◆どんな格好でもオンライン上では“キチンと”
都内の企業が開発したのは、あるアプリ。
株式会社EmbodyMe代表取締役「自分が寝間着や化粧していない状態でも、きちっとした格好でオンライン会議ができる」
事前にスーツ姿の写真を登録しておけば、どんな格好でも、画面上には、登録した姿が映し出されるといいます。
スーツから普段着に着替えてみると……
「本当だ。いま映ってる姿、スーツ着ていますね。こうやって伸びをしていても、画面の上だとしっかり会議に参加している私がいます」
株式会社EmbodyMe代表取締役「自分の顔を隠しつつ相手にも表情が伝わるので、化粧もしなくていいし、背景が散らかっていても大丈夫」
◆増える“テレワーク頭痛”原因は?予防するには…
一方、テレワーク続きで増えているというのは──
営業職(27)「もともと肩こりからの頭痛みたいなのがあって、それを感じる場面が増えた」
会社員(23)「ずっと画面見てないといけないときは(頭が)痛くなる」
“テレワーク頭痛”です。
頭痛の専門医、にわファミリークリニックの丹羽潔院長は。
丹羽院長「緊急事態宣言終わったあとぐらいから急激に増えている」
去年、月に10人ほどだった患者が、およそ300人まで急増。
丹羽院長「(主な症状は)頭を締め付けられるとか、全体的に重い頭重感。ずっとすっきりしない日が何日も続く」
原因の1つとして指摘したのは、「自宅の環境」です。
丹羽院長「統計とると半分以上の方が食卓にパソコンを置いてお仕事をされる。通常の食卓は、業務用のデスクと比べて高さが少し低くてイスが高くなっているので、猫背になる。首こり肩こりの頭痛が悪さをする」
テレワークによる生活リズムの乱れ、パソコンを見続けることによるブルーライトの影響も原因の1つだと指摘します。
ストレッチや、オフィスワークと同様の生活リズムを送ることが、“テレワーク頭痛”の予防につながるということです。
(29日放送『news zero』より)