日本初「禁煙治療アプリ」保険適用了承
日本初の、禁煙治療のためのスマートフォンのアプリについて、厚生労働大臣の諮問機関は、保険適用することを了承しました。
中央社会保険医療協議会で、保険適用が了承されたのは、慶応大学などのチームが開発した日本初となる禁煙を治療するためのアプリです。
このアプリは、禁煙外来で医師が、ニコチン依存症の患者に処方し、患者がアプリをダウンロードし、医師から伝えられるパスワードを入力して使います。
患者は、毎日、呼気の一酸化炭素の濃度を測定し、アプリに記録するほか喫煙の衝動や体調なども入力します。
するとアプリは、医学的根拠に基づいて、リアルタイムで吸いたい気持ちを和らげる、具体的なアドバイスなどをするというものです。
また医師は、患者が入力した情報を、クラウドを通じて確認することができます。
アプリは、6か月間の使用で2万5400円かかりますが、保険が適用されると患者は、このうち原則3割を負担することになります。
日本初の禁煙治療のためのアプリは、来月1日から保険適用される見通しです。