スパコン「富岳」前回に続き世界1位に
理化学研究所と富士通が共同開発したスーパーコンピューター「富岳」が、計算速度を競う世界ランキングで、前回の6月に続き、再び1位となりました。
スーパーコンピューターの性能を競う世界ランキングは、半年ごとに発表され、「富岳」は計算速度で1位を維持しました。
計算速度は、前回を上回る1秒間におよそ44京回を達成し、2位のアメリカのスーパーコンピューターと比べおよそ3倍の性能だということです。
「富岳」は「京」の後継機で、ことし6月8年半ぶりに世界一となりました。今回、人工知能の学習性能や、ビッグデータの処理能力などの分野でも1位を獲得し、「4冠」を達成しました。
「富岳」は、新型コロナウイルスの拡散予測や治療薬の選定などですでに活用されていて、来年度から本格稼働する見通しです。