がん5年生存率68.6% 0.2P上昇
10年ほど前にがんと診断された人の「5年生存率」は68.6%で、その1年前の調査に比べ、0.2ポイント上昇したことがわかりました。
国立がん研究センターの研究班が、32の医療機関の協力を得て集計したところ、2010年から2012年にがんと診断された人の5年生存率は68.6%で、前回公表された2011年までの3年間に診断された人に比べ、0.2ポイント上昇しました。
がんの部位ごとでは、前立腺がんは100%、乳がんが93.6%、すい臓がんが11.1%などとなっています。研究班は、「1年前の公表分と比べ、臨床的に大きな変化はみられない。これは、数年前に治療を受けた人の生存率であり、その後、治療法の進歩もあり、現在の患者さんの生存率は改善しているとみられる」と話しています。
詳細は、全国がんセンター協議会のホームページで公開されています。
全がん協生存率調査
http://www.zengankyo.ncc.go.jp/etc/