放置すれば更に急速な感染拡大~専門家会議
感染拡大が止まらない中、厚生労働省に助言する専門家の会議が開かれ、「このまま放置すれば、さらに急速な感染拡大になる可能性がある」と危機感をあらわにしました。
国立感染症研究所・脇田隆字所長「これを放置しておくと、さらに急速な感染拡大に至る可能性が非常に高い。個人個人それから事業者が一体となって(感染)対策を進めていただきたい」
アドバイザリーボードは、感染拡大の原因について、基本的な感染予防がしっかり行われていないことや、人の移動の増加、気温の低下による影響も考えられるとしました。
また、北海道については、行動制限など強い対策が必要とし、東京都、大阪府、愛知県についても、強い対策が必要な状態に近いと警戒感を強めています。
分析を踏まえて、20日、政府の分科会で、飲食店の営業時間の短縮要請などについて話し合われるとみられます。
これに先立ち行われた全国知事会との意見交換で、田村大臣は、飲食用のフェースシールドを自ら着用し、紹介しました。飛沫が防げるか検証した上で、利用を呼びかけるとしています。