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医療“崩壊の危機”…満床続きスタッフ疲弊

2020年11月25日 21:09
医療“崩壊の危機”…満床続きスタッフ疲弊

25日、新たに401人の感染が確認された東京。重症者は緊急事態宣言解除後、最多となる54人にのぼりました。感染者の増加に伴い、医療提供体制への負担が大きくなっています。現場はいま──

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感染者の増加に伴い大きくなる医療提供体制への負担。

日本医師会・中川俊男会長「現在全国各地で医療提供体制が崩壊の危機に直面しています。2週間前には予想できなかった事態です」

その最前線では。

東京医科歯科大学病院では25日現在、新型コロナの患者が17人入院しているといいます。重症者は7人で、この2週間、満床が続いているといいます。

東京医科歯科大学の荒井裕国副病院長は──

荒井副病院長「どの患者さんもどちらかというと長期化していまして、なかなかベッドが回転しない。次の患者さん受け入れられない、満床が続いているという状況です」

医師や看護師の状況については──

荒井副病院長「みんなぎりぎりの状態で働いています。ほんと120%稼働くらいの感じですね。結構スタッフは疲弊しています。肉体的にも精神的にもそれなりの疲れはでてきています、正直なところ」

限界に近づく医療現場。この危機を回避するため、日本医師会は国民に対し、基本的な感染対策の徹底を呼びかけました。

日本医師会・中川俊男会長「コロナに慣れないでください、緩まないでください。コロナを甘く見ないでください。よろしくお願いします」