沖永良部島に「星のマーク」描かれた“謎の物体”漂着 「北朝鮮のミサイルの残骸か…」
鹿児島・沖永良部島に、「星のマーク」が描かれた何かの機体の一部のような物が、流れ着きました。
深さ約4メートルある海の底につくぐらい長い物で、厚さは5センチほどです。貝などがくっつき、長い時間、海にあったとみられます。
物体を撮影した田仲稔淳さん
「航空機か爆弾か、騒がれている北朝鮮の弾道弾の破裂した残骸かなと」
その正体は、北朝鮮のミサイルなのでしょうか。北朝鮮情勢に詳しい専門家に映像を見てもらいました。
コリア・レポート 辺真一編集長
「(北朝鮮の)ミサイルは日本海と黄海に発射するのがほとんど」
北朝鮮のミサイルの可能性は低いといいます。「星のマーク」については…
コリア・レポート辺 真一編集長
「北朝鮮のミサイルは、私の知る限りにおいて『金色の星』がついているミサイルは見たことがない」
さらに、航空宇宙技術や防衛産業に詳しい、他の専門家を取材すると別の国の名前が浮上しました。それは中国です。
未来工学研究所 西山淳一さん
「中国の長征ロケットのフェアリングだと考えられる」
専門家は中国の人工衛星打ち上げロケット、「長征」の先端のカバー部分の可能性が高いと指摘しました。
似たような物体は沖永良部島の別の場所にも流れ着いていて、そこには中国語で「排気孔」と書かれていました。