ウクライナ広範囲でミサイル攻撃 女性や2歳児など12人の死亡確認
ロシアによる侵攻が続くウクライナで28日未明、広い範囲でミサイル攻撃が相次ぎ、若い女性と2歳の子供などこれまでに12人の死亡が確認されています。
ウクライナメディアによりますと、28日未明、ウクライナ全土に空襲警報が発令され、中部チェルカッスイ州の町ウマニではミサイルが集合住宅に直撃しました。建物の一角が大きく崩れ、地元メディアによりますと、これまでに10人の死亡が確認されました。
また、東部の街ドニプロの集合住宅にもミサイルが着弾し、若い女性と2歳の女の子が死亡したということです。
さらに、南部ミコライウ州や中部ポルタワ州にも攻撃があり、キーウ州でも2人がケガをしたということです。
地元メディアは、ロシアの爆撃機から複数のミサイルが発射されたと伝えています。
ウクライナでは、前日の27日もロシアが黒海から発射した巡航ミサイル「カリブル」で南部ミコライウの集合住宅を攻撃し1人が死亡、23人がケガをしていました。
アメリカの政策研究機関「戦争研究所」による最新の分析では、ロシアはミサイルを高度や軌道を様々に変えて発射することで、ウクライナの防空システムを攪乱しようとしていると指摘しています。