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未承認ダイエット薬で女性死亡 服用中止を

2011年7月7日 19:18
未承認ダイエット薬で女性死亡 服用中止を

 東京都内の女性が、「MDクリニックダイエット」と呼ばれている日本で未承認のタイ製のダイエット薬を飲んだ後、死亡した。厚労省は、同様の被害が相次いでいるとして、この薬を服用しないよう呼びかけた。

 都によると、20歳代の女性は、携帯電話のサイトでタイからMDクリニックダイエットの錠剤を個人輸入。服用開始から約2週間後の4月、薬物中毒の症状で死亡したという。女性は精神科で処方された薬も飲んでいたということだが、都は「ダイエット薬と死亡との因果関係を否定できない」としている。

 MDクリニックダイエットなどの日本で未承認のタイ製ダイエット薬には向精神薬などが含まれていて、過去6年間で今回の女性を含めて4人が死亡するなど健康被害が相次いでいる。厚労省などは、MDクリニックダイエットなど未承認のタイ製ダイエット薬を服用している人は直ちに中止し、医師の診断を受けるよう呼びかけるとともに、個人輸入しないよう呼びかけている。