エボラ熱、未承認薬の使用容認 同意必要
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厚生労働省の専門家会議は、エボラ出血熱の患者を国内で治療する際、富士フィルムのグループ会社が開発した未承認薬「アビガン」を、主治医の判断で使用を認めるとする結論をまとめた。
アビガンは新型インフルエンザの治療薬で、エボラ出血熱の治療薬としては国の承認を得ていない。このため、使用する場合は、医師が患者に、胎児の奇形を招く恐れなどのリスクを説明し、同意を得ることが必要とした。
アビガンはマウスの実験では、エボラ出血熱に効果があるとされ、スペインなどで4人の患者に使われた。