感染医師に投与へ 未承認薬がリベリア到着
西アフリカで被害が拡大しているエボラ出血熱で多くの死者が出ているリベリアに13日、アメリカなどで開発中の未承認の薬が到着した。
リベリアに到着したのは、アメリカとカナダの製薬会社などが共同で開発している未承認薬「ZMapp」。リベリアの保健省当局者によると、エボラ出血熱に感染した医師2人への投与に向け、関係機関と最終的な調整を行っているという。感染地域で未承認薬が使われるのは初めてとみられる。
「ZMapp」を開発しているカナダの製薬会社「ディファイラス」の社長は「我々は『ZMapp』増産の努力をしている」と述べ、供給量を増やす考えを示した。会社側は、現在、在庫がないとしており、関係国の政府と協議した上で生産量を増やす考え。