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2020年12月1日 0:02

愛子さま19歳に 宮内庁公表「ご様子」前

愛子さま19歳に 宮内庁公表「ご様子」前
(c)NNN

愛子さまは、12月1日、19歳の誕生日を迎えられました。誕生日に先立ち、宮内庁は愛子さまの近況を公表しました。以下、全文です。(前編)

【愛子内親王殿下のご様子】

愛子内親王殿下には、まもなく満19歳のお誕生日をお迎えになります。

今年は、学習院女子高等科ご卒業、学習院大学ご入学という節目の年となりました。この一年のご活動を振り返りますと、昨年のお誕生日以降、ご卒業までの間は、学習院大学へ内部進学するために必要な実力考査や卒業レポートの作成のため、お忙しい日々をお過ごしになりました。このため、例年楽しみになさっている1月の長野県奥志賀高原でのスキー教室への参加をお控えになって、試験勉強に集中なさいました。そして、実力考査の終了後も、引き続き卒業レポートの作成に向けて、源氏物語や枕草子などの日本の古典文学をお読みになり、「平安時代の猫と犬一文学作品を通して一」と題する卒業レポートを、学校の基準(400字詰め原稿用紙30枚以上)を倍近く上回る分量でおまとめになり、提出されました。

3月11日の東日本大震災9周年に際しては、両陛下とご一緒に黙祷をなさいました。

3月下旬には、学習院女子高等科をご卒業になりました。新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響を受け、卒業式は例年よりも規模を縮小して行われましたが、かけがえのない時間を共に過ごされたご友人とご一緒に旅立ちの日を無事に迎えられたことを有り難くお思いになると同時に、6年間通われ、たくさんの思い出の詰まった学習院戸山キャンパスに別れを告げることを寂しくお思いになっていらっしゃるご様子でした。そして、ご入学からご卒業までの間、温かくお導きをいただかれた先生方を始め、学校生活に関わられた方々に感謝のお気持ちを表していらっしゃいました。

その後、ご卒業につき、賢所(宮中三殿)にお出ましになり、ご参拝になりました。

4月、学習院大学文学部日本語日本文学科に内部進学されました。緑豊かな学習院目白キャンパスで、新しい友人や教員の方々と出会い、共に学びながら過ごす大学生活を心待ちになさっていらっしゃいましたが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、4月に予定されていた入学式やオリエンテーションなどは中止となり、5月の授業開始後もオンライン形式による遠隔授業となりました。

このため、現在は、日本語学の基礎を学ぶ「日本語学講義」、文学を読むための基本を身につける「日本文学講義」や「日本文学史概説」などの専門科目の他、歴史、外国語(英語・スペイン語)、スポーツ・健康科学などの科目を遠隔授業により履修なさっています。大学ならではの専門的な講義や授業を、日々パソコンの画面を通してお受けになり、課題やレポートを提出するなどお忙しい毎日を送っていらっしゃいます。当初は、初めてのオンライン授業に戸惑われることもおありでしたが、いまや学習の必需品となったパソコンにも慣れ親しまれ、大学生になられたことを少しずつ実感なさっているご様子です。

10月下旬には、約半年遅れとなりましたが、大学生になってから初めて、学習院目白キャンパスへご通学の機会が訪れました。当日は、当初4月に予定されながら延期になっていた日本語日本文学科の新入生向けのガイダンスが行われ、この春に入学した100名程の新入生とご一緒に、学科の教員紹介や、学生が利用できる書庫や閲覧室などの使用方法、2年生から選択することとなる専門分野に関する説明をお受けになり、その後、これからの大学生活で多くの時間をお過ごしになるであろう日本語日本文学科のある北2号館をご見学になりました。

ご入学以来初めて、教員の方々や新入生と直接顔を合わせて楽しく交流されたことを嬉しくお思いになると同時に、新型コロナウイルス感染症の感染拡大が収束し、国民の皆さまが普段どおりの生活や活動が出来るようになり、ご自身を含めた学生の皆も、普通にキャンパスに通える日々が訪れることを願っていらっしゃるご様子でした。

今年の夏は、3月の春休み期間中の奥志賀高原でのスキーと同様に、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の状況を受け、例年ご一家でお過ごしになっている須崎・那須の両御用邸へのお出ましをお控えになりました。毎年、駅頭での地元の方々の温かい奉迎と、お訪ねになる施設でお会いになる方々とのご交流や自然との触れ合いなどをお楽しみになっていらっしゃるので、残念なご様子でした。

8月6日、9日の広島及び長崎の原爆の日には、いずれも両陛下とご一緒に黙祷をなさいました。また、15日の終戦記念日には、昨年同様、全国戦没者追悼式にご臨席になった両陛下のお姿をテレビでご覧になりながら、正午に赤坂御所にて黙祷をなさいました。

このように、この夏は赤坂御用地内で静かにお過ごしになりましたが、ご散策の際には、カブトムシ、クワガタムシ、カマキリ、チョウ、トンボなどの昆虫の観察をなさったり、様々な野鳥やタヌキなどの動物の姿を見かけられるなど、赤坂御用地内の豊かな自然を改めてお感じになる機会になりました。