「桜を見る会」の前日に行われた夕食会をめぐり、東京地検特捜部が安倍前首相の公設第一秘書ら２人を政治資金規正法違反の罪で略式起訴する検討を進めているとみられることがわかりました。

「桜を見る会」の前日に安倍前首相の後援会が開催した夕食会を巡っては、費用の一部を安倍前首相側が補てんしたとして、公職選挙法違反や政治資金規正法違反の疑いで告発状が出されています。

関係者によりますと、特捜部は、夕食会を開催した政治団体「安倍晋三後援会」の代表を務める安倍前首相の公設第一秘書と事務担当者を、政治資金規正法違反の罪で略式起訴する検討を進めているとみられることがわかりました。

２０１６年から去年までの４年分で、補てん分だけでなく夕食会の収支合計およそ３０００万円分を政治資金収支報告書に記載しなかったと認定するとみられます。

特捜部は安倍前首相への事情聴取も要請しています。