少年院収容者を通信制高校に 来年度試験へ
少年院に収容中の少年が通信制高校に入学する取り組みが、来年度から試験的に実施される見込みとなりました。
少年院に収容されている少年は6割以上が中学卒業または高校中退者で、学歴により職業選択の幅が狭まっていることや、少年院を出た後に希望しても進学できない少年がいることから、法務省は少年院で高校教育を受けるための検討を行ってきました。
7日に取りまとめられた報告書では、少年院に収容中でも通信制高校に入学できるようにするための面談や説明会の実施や、少年院で行われる体育などの矯正のための教育を通信制高校の単位として認定する措置が必要だとしています。
報告書を踏まえ、法務省は文部科学省などと連携し、来年度には複数の少年院で希望者を募り、通信制高校に入学する取り組みを試験的に実施する予定です。