新型コロナ重症患者に“血栓症”多発
新型コロナウイルスの重症患者に血栓症が多発していることが、厚生労働省の研究班などのチームの調査で明らかになりました。
厚労省の研究班と日本血栓止血学会などの調査チームは、今年8月までに109か所の病院に入院した6082例の患者のデータを解析した結果を公表しました。
その結果、血管に血液の塊が詰まる「血栓症」が発症していたのは105例で、全体の1.85%でした。
軽症と中等症は、31例で0.59%だったの対し、人工呼吸器やECMOを使用中の重症は50例で13.2%でした。重症者で、高い頻度で血栓症が発症していました。
また、血栓ができた場所については、重複も含めると最も多かったのが足で、次いで肺、脳の順となっています。