集落に影響及ぼす噴火の可能性低い~気象庁
28日未明、鹿児島県十島村の諏訪之瀬島で爆発的噴火があり、気象庁は噴火警戒レベルを3の入山規制に引き上げました。
気象庁によりますと、28日午前2時48分ごろ、十島村諏訪之瀬島の御岳で噴火があり、噴石が火口からおよそ1.3キロまで飛びました。
これを受け気象庁は、噴火警戒レベルを2から3の入山規制に引き上げました。諏訪之瀬島の警戒レベルが3に引き上げられるは初めてです。火口から概ね2キロの範囲では、大きな噴石に警戒するよう呼び掛けています。十島村役場によりますと、被害の報告は入っていないということです。
諏訪之瀬島では火口から4キロ離れた集落に40世帯80人が住んでいますが、気象庁は「今のところ急激な地殻変動は観測されておらず、集落にまで影響を及ぼす噴火の可能性は低い」としています。