東京都が政府に緊急事態宣言の発出を要請したことを受け、都内では１１日に予定されていた成人式を中止したり、オンライン開催に切り替えたりする自治体が相次いでいます。

東京・港区は、新型コロナウイルスの感染拡大で分散開催や飲食中止など感染症対策を講じた上での開催を模索してきましたが、東京都などが政府に緊急事態宣言の発出を要請したことを受け、成人の日の今月１１日（月）に予定していた成人式を中止することを決めました。港区では今年７００人の成人が式典に出席する予定でした。現在、記念品の郵送やお祝い動画の配信などについて検討をすすめているということです。

また、台東区も感染リスクを否定できないことなどを理由に中止を発表しています。

一方、葛飾区は会場に集まる形式の式典は中止し、オンラインに切り替えて開催するということです。

このほか、大田区や世田谷区も会場での開催を中止し、オンライン開催とすることを去年末に決めています。