コロナ禍の豊洲初競り マグロ2084万円
新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、東京の豊洲市場では、5日朝、新春恒例の初競りが行われました。今年の最高値は去年のおよそ1割の2084万円でした。
新型コロナの感染拡大で、豊洲市場でもこれまでに174人の感染が確認される中、5日朝、競り人がマイクを使うなどして感染対策をとりながら、マグロの初競りが行われました。
最高値の一番マグロは、去年は、「すしざんまい」を運営する喜代村が276キロのマグロに1億9320万円の値をつけ、話題となりましたが、今年は、「銀座おのでら」を運営する「株式会社LEOC」が、卸売業者「やま幸」と共同で青森県大間産208.4キロのクロマグロを2084万円で競り落としました。
銀座おのでら・世界統括総料理長 坂上暁史氏「暗いニュースが続いている中、少しでもお客様に縁起のいい物を、1人でも多く召し上がっていただきたい」
最高値のマグロは、午前9時半すぎに銀座に到着し、解体されました。マグロは「銀座おのでら」で、5日のランチ営業から提供されるほか、上海、ハワイ、ロサンゼルスの店舗へも送られるということです。