福岡県がまとめている新型コロナウイルス感染者の個人情報が、インターネット上で第三者が閲覧できる状態になっていたことが分かり、県は６日、漏えいの事実を認めて謝罪しました。

福岡県の会見「個人情報の漏えい事案が生じました。申し訳ございませんでした」

この問題は、福岡県内でこれまでに陽性が判明した約９５００人分の名前や年齢、居住地などが記されているファイルなどが、インターネット上で第三者が閲覧できる状態になっていたものです。

福岡県によりますと、この資料は感染者の入院調整のために作成しているもので、ファイルを管理するインターネット上のシステムを使い、医療関係者との間で共有していました。

去年１１月末、神奈川県に住む男性に、資料を閲覧できるアドレスを誤ってメールで送信したということです。男性はすぐに、福岡県に漏えいの事実を指摘したものの、少なくとも今月５日までファイルを閲覧できる状態が続いていました。

福岡県は６日、資料が閲覧できない措置を取るとともに、今後、情報が漏れた感染者に謝罪するとしています。