大麻摘発過去最多 20代以下が7割占める
去年、全国で大麻に関連した事件で摘発された人は5500人近くにのぼり、過去最多を更新したことが警察庁のまとめでわかりました。
警察庁によりますと、去年、全国の警察に大麻に関連した事件で摘発された人は、前の年より448人多い5482人で過去最多を更新しました。
このうち液体大麻などの大麻濃縮物で摘発された人は、573人で全体の1割にのぼりました。
年齢別では20代以下が全体のおよそ7割を占め、大学生が232人、高校生が186人、中学生は8人で、警察庁は若年層を中心に大麻のまん延が進んでいるとみています。
一方、営利目的での覚醒剤密輸などの事件で検挙された人は455人で、2年連続で減少しました。警察庁は、コロナ禍での航空機の減便や入国制限が影響したとみています。