原因不明の“小児急性肝炎”新たに11人報告 累計47人に
原因不明の子どもの急性肝炎の疑いがある事例について、厚生労働省は新たに11人の報告があったと発表しました。累計は47人となりました。
厚労省によりますと、新たに、原因不明の子どもの急性肝炎の疑いがある事例として、新たに9日までに11人の報告があり、累計で47人になったということです。
これまでに報告があった47人はいずれも肝移植はしておらず、新型コロナウイルスは5人が陽性、アデノウイルスは3人が陽性で、このうち1型と2型が1人ずつ、もう1人はウイルスの型が判明しなかったということです。
国立感染症研究所は先月27日に公表した報告で、「国内で小児の急性肝炎、アデノウイルス感染症が増加している兆候はない」とした上で、引き続き諸外国の情報をも含め分析・調査していくとしています。