静岡県では猛烈な雨が降り続いています。気象庁は、災害が起きる恐れが高まっているとして、「記録的短時間大雨情報」を連続で発表し、厳重な警戒を呼びかけています。

気象庁によりますと、静岡県内では、現在、台風15号の接近に伴い、大気の状態が非常に不安定になっていています。

23日午後9時50分までの1時間には、島田市付近で120ミリ以上の猛烈な雨が降ったとみられ、浜松市・南部付近や焼津市付近、吉田町付近でおよそ120ミリ、磐田市付近や藤枝市付近でもおよそ110ミリと、災害が起きてしまうほどの猛烈な雨が降り続いています。
また、午後10時20分までの1時間に静岡市南部山間部付近で約110ミリ、静岡市平野部付近で約110ミリの猛烈な雨が降ったとして、それぞれ「記録的短時間大雨情報」が出されました。

そして午後10時10分、浜松市に避難レベル5に相当する「緊急安全確保」が出されました。既に避難が困難になっているおそれがあります。直ちに安全を確保してください。

また、掛川市、菊川市などを流れる菊川は氾濫危険水位に到達し、氾濫のおそれのある警戒レベル４相当の「氾濫危険情報」が出されました。

気象庁は、数年に一度の大雨になり、災害が起きる恐れが高まっているとして、「記録的短時間大雨情報」を連続して発表し、土砂災害や川の氾濫、低い土地への浸水などに、厳重に警戒するよう呼びかけています。