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「こども大綱」策定に向け若者が“直接意見” こども家庭庁が公聴会を初開催

2023年10月15日 18:19
「こども大綱」策定に向け若者が“直接意見” こども家庭庁が公聴会を初開催

国の子ども政策の根幹となる「こども大綱」の策定に向け、子どもや若者から直接意見を聞く公聴会が初めて開催されました。

こども大綱は今後5年程度の国のこども政策の基本方針を示すもので、こども家庭庁は15日、この大綱に当事者の意見を反映させる取り組みとして、小学生から20代までの子どもや若者を対象に、初のオンライン公聴会を実施しました。

中学生対象の回では“校則”に関して、画一的な中学生らしさを求めるのはどうかといった声や、教師から「校則一つひとつに理由を求めないで」と言われたが、「納得しないと従えない」といった本音が聞かれ、子どもも交えたルールづくりが求められる一幕がありました。

終了後、福島に住む中学1年生は「世代の近い委員に共感してもらえた」とし、こども大綱への期待を示しました。

西形花璃さん「子どもの意見を聞くというところから始めているので、これからの社会の大人たちにとって、一種の見本・モデルだと思うので、たくさんの子どもの意見を反映してほしいと思います」

こども大綱は年末に閣議決定される見通しです。