「大学入学共通テスト」は１７日、１回目の日程が終わりました。マスクから鼻を出していることに再三注意を受けたものの従わなかった受験生など、全国で４人が不正行為とみなされ失格になっています。

大学入試センター試験に代わり今年から始まった「大学入学共通テスト」は、新型コロナウイルスの影響で日程が２回に分けられていて、１回目となる１６日と１７日の試験には、受験生の９９．９％が志願していました。

１６日は、稚内市の会場で暴風雪のため試験が中止となり、全教科が再試験になりましたが、２日目の１７日は大きなトラブルもなく終了しました。

一方で、東京都の会場では、試験中に鼻を出したままマスクを着けていた受験生に６回注意したものの従わなかったため、７回目で不正行為とみなされたほか、カンニングペーパーの使用など２日間で、全国で合わせて４人が全科目、無効処分になったということです。

今月３０日と３１日には２回目の日程が行われ、志願した７１８人と、今回の日程を感染などで受けられなかった受験生の試験が行われます。