東京1204人 自宅療養者最多9442人
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言が出されている東京都内で、新たに1204人の感染が確認されました。都内の感染者は6日連続で1000人を超えています。また、自宅療養中だった70代男性を含む3人の死亡も確認されました。
東京都内の新たな感染者は、10歳未満から90代までの1204人で、感染者が比較的少ない月曜日としては、先週11日の1219人に次いで、過去2番目の多さとなりました。
感染経路別では、家庭内感染が307人で最も多く、次いで、施設内感染が106人いて、1つの医療機関で患者ら22人が感染したほか、介護老人保健施設でも入所者ら21人が感染するクラスターが発生しています。
また、30代の女性は、イギリスへの渡航歴があり、今後、国立感染症研究所で、変異ウイルスかどうかを調べます。
一方、新たに40代と70代の男性3人の死亡も確認されました。このうち70代の男性1人は、自宅療養中に容体が急変して死亡しました。
都によりますと、男性は陽性判明時は無症状で、本人の希望もあって入院はせず、保健所が毎日、電話で健康観察を行っていたということです。
都内で自宅療養中の感染者が死亡するのは4人目で、感染者数の急増を受け、現在、自宅療養者は9442人と過去最多となっています。
都内の感染者は8万6674人で、死者は728人となりました。重症者も5人増えて143人でした。