核兵器禁止条約発効 長崎で祝福の声上がる
核兵器の保有や使用を禁じる、核兵器禁止条約が発効しました。長崎市の平和公園では、被爆者らが祝福の声を上げました。
被爆者・朝長万左男さん「新たな核廃絶、核無き世界への道がスタートします」
長崎市の平和公園には、被爆の実相を訴え続けてきた被爆者ら、およそ100人が集まりました。
「核兵器禁止条約」は、核兵器の開発、保有、使用などを法的に禁じていて、2017年7月に国連で採択され、去年10月、批准した国と地域が50に達し、22日発効しました。参加者らは、「核兵器の終わりの始まり」だとして祝福の声を上げました。
被爆者・川野浩一さん「被爆者が生きている間に、核兵器禁止条約を実効性のあるものにしましょう」
長崎原爆が投下された午前11時2分には、黙とうをささげ、「核兵器の無い世界の実現」を祈りました。