完全失業率…去年1年間の平均が上昇
仕事を探す人1人に対して、求人がいくつあるかを示す、有効求人倍率の去年1年間の平均が、1975年以来、45年ぶりの大きな下げ幅となりました。
厚生労働省によりますと、有効求人倍率の去年1年間の平均は、1.18倍となり、前の年より0.42ポイント低下しました。低下した幅は、1975年以来、45年ぶりの大きな下げ幅となりました。
宿泊業、飲食サービス業の新規の求人数が、大きく減少するなど、新型コロナウイルスの影響が出ています。また、去年12月の有効求人倍率は1.06倍で、2か月連続で上昇となった前の月と同じ水準となっています。
一方、総務省統計局が発表した、完全失業率の去年1年間の平均は2.8パーセントと、前の年に比べて0.4ポイント上昇しました。11年ぶりの上昇です。
12月の完全失業率は前の月から変わらず、2.9パーセントでした。男女別では、男性が0.1ポイント改善したものの、女性は0.3ポイントと大幅に悪化しています。