森会長、発言撤回し謝罪「説明不足」の声も
東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森会長の発言が女性蔑視と批判されていることを受け、森会長が記者会見を開きました。
森会長は、発言について撤回と謝罪をしましたが、会見では説明不足だとの声もあがり、記者とのかみあわないやりとりも見られました。
森喜朗会長「オリンピック・パラリンピックの精神に反する不適切な表現であったと、このように認識いたしております。まず深く反省をしております。そして発言を致しました件につきましては撤回をしたい」
この問題は森会長が3日、日本オリンピック委員会の評議員会で、女性理事の割合を引き上げる目標について、「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」などと述べたものです。
会見で、森会長は「大会まで半年となり、責任者である私がみなさんの仕事の支障になってはいけない。訂正撤回する」と謝罪しましたが、会長職の辞任は否定しました。
しかし、会見を見たあるオリンピック関係者からは「森さん個人の話がオリンピックの話ととらえられてしまう。違う方向に迷走してしまっている」「アスリートが居心地が悪くなってしまうのが心配」という声も聞かれています。
森会長には、国の内外の人々に納得してもらえるような説明が求められます。