神奈川県は４日、南アフリカで確認されている新型コロナウイルスの変異株が、県内の５０代女性と１０代の男性から確認されたと発表しました。神奈川県内で変異株への感染が確認されたのは初めてです。

神奈川県によりますと、５０代の女性と、この女性の濃厚接触者の１０代の男性が、南アフリカで確認されている新型コロナの変異株に感染していたということです。２人は現在無症状で、入院調整中です。

女性は先月、アフリカから帰国し、空港での検査では陰性でしたが、自宅待機中に発熱などの症状があり、ＰＣＲ検査で陽性が確認されました。女性の濃厚接触者は１０代の男性を含めて６人いるということです。

黒岩知事は、「変異株対策プロジェクト」を立ち上げ、変異株の監視体制の強化や積極的疫学調査の範囲拡大などを行うとしています。