東北新幹線“全線での再開まで10日前後”
JR東日本は、地震の影響で一部区間で運転を見合わせている東北新幹線について、全線での運転再開におおむね10日前後かかる見込みだと発表しました。
東北新幹線は15日も那須塩原駅から盛岡駅の間で、終日運転を見合わせますが、JR東日本は、新白河駅と古川駅の間で電柱が倒れたり高架橋が損傷したりするなど、大きな被害が確認されたとして、全線運転再開までにおおむね10日前後かかる見込みだと発表しました。
東日本大震災の後、JR東日本は新幹線設備の耐震補強を進めていましたが、被害が確認されたおよそ20本の電柱は、耐震補強が終わっていなかったということです。
在来線については、全路線で15日から運転を再開する予定です。
一方、東北新幹線が一部区間で終日運転見合わせとなったことを受けて、日本航空と全日空は15日も臨時便を運航することを決めました。
日本航空は、羽田空港と仙台、花巻、山形、青森、秋田を結ぶ便と大阪伊丹-仙台間のあわせて22便、全日空は、羽田空港と秋田、仙台、福島を結ぶあわせて10便を運航します。
一方、高速道路では、土砂崩れがあった常磐道の相馬から新地の間の上下線で通行止めが発生しています。