空いた時間で「副業」が人気 収入は?
コロナ禍で収入が減っている人も多い中、“副業”が注目されています。自宅にいながら空いた時間にできるものや趣味が実益になる副業など、女性の活躍の場も広がっています。
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先月出産をして、育児に奮闘する女性。そのかたわら、赤ちゃんをあやしながら片手でタイピング。
「いわゆる妊活といわれる記事なんですけど」
先月から副業を探せるサイトに登録し…
「(書いた記事は)およそ20件いかないぐらいで、(ひと月で)お金は2万円ぐらいになります」
自身の経験談などをネット記事にする在宅の仕事をしています。
「家の中でコロナに感染するリスクも最小限抑えながら、子供の面倒を見ながらお仕事ができるんじゃないかなと」
今、新型コロナの影響で、副業を始める人が増えているといいます。街で聞いてみても――
副業している人(本業は接客業)「パソコンの副業やってます。暇な時が増えたので(副業を)やる頻度増えました」
最近副業始めた主婦「(コロナ禍で)家にいる時間がすごい長くなったので家でも稼げたら良いかなと」
家でできる副業を始めたという声も。
副業を探すサイトの運営会社では――
うるる シュフティ事業部・野坂枝美部長「例えばデータ入力であったり、データ収集。企業の電話取り次ぎの仕事が非常に増えています」
2度目の緊急事態宣言が出されて以降、30~40代の女性を中心に新規登録者数が前年の倍に。
一方で、趣味を副業にする人も。16日、都内の雑貨店で行われていたのはハンドメイドでアクセサリーを作る教室。
受講生「空いた時間でやりながら、いずれは販売ができたらいいなと」
受講生「将来は売れっ子作家になりたいです」
自分で作った作品を売ってみたいという人が増えているといいます。
麻布Amy ハンドメイドプロデューサー・藤本美郷オーナー「今時間ができるようになって副業も視野に入れてやってみようかなという人も」
ネット販売や、展示販売などで月に1万~2万円を売り上げる人もいるということです。
こんな意外な副業も。農地のレンタルサービス「シェア畑」。どう副業に関係があるかというと、農業経験が浅い利用者に対してアドバイスをするという仕事。家庭菜園程度の知識があればできるという事です。観葉植物の育成が好きな男性の本業を聞いてみると――
シェア畑 菜園アドバイザー・関隆さん「本業がグラフィックデザイナー」
普段はパンフレットなどをデザインする仕事をしているといいます。週2回から3回のシフトで1日3時間ぐらいの出勤だということですが、その報酬は…
関さん「だいたい3万~5万円ぐらい」
シェア畑の運営会社によりますと、在宅勤務の気分転換にこの副業を始める人もいるということです。