東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会の森会長の後任を決める「候補者検討委員会」が、１７日も行われています。

検討委員会の２回目となる１７日は、候補者の絞り込みが行われます。早ければ１７日中にも、新しい会長が内定する可能性がありますが、候補者の絞り込みは容易ではなさそうです。

会場には午前９時すぎから、武藤事務総長や各委員が姿を見せ、会議は午前１０時ごろからはじまったとみられます。

１７日は、各委員が１人以上の候補者を提案した後、国際的な活動経験や知名度、ジェンダーの平等などをレガシーにできる人といった、５つの資質を基本に絞り込みが行われます。

関係者によりますと、順調にいけば、１７日に３人程度に絞り込み、優先順位をつけた上で、御手洗委員長が候補者に意向を確認するということで、早ければ１７日中にも新しい会長が内定します。

その場合、組織委員会は週内にも理事会を開いて、新会長を正式に決定する方針です。一方で、大会までおよそ５か月となる中、運営のトップを担う会長を決めるのは容易ではなく、会議は長引く可能性があります。