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顔が映える?1か月待ち「血色マスク」とは

2021年2月17日 20:41
顔が映える?1か月待ち「血色マスク」とは

街では二重マスクをする人の姿も、目立つようになりました。機能性はもちろん、デザインを重視する人も増えているということです。

街のあちらこちらで見かける二重マスク。

「二重にマスクつけた方が安全かなと」「(二重マスクは)電車に乗るときだけ、その方が(感染対策に)いいのかなって」

感染予防のため、不織布と布マスクを重ねる二重マスクをする人が広がりをみせていました。飛沫防止効果が高いと、今、再び不織布マスクが注目されているのです。

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ブームの兆しをみせているのが、くちばしのように口元に空間ができる不織布マスク。

街の人は――「やっぱり息のしやすさ」「ここ(口元)が結構浮いているからお化粧はつきづらいです」

東京・新大久保のお店では、次々とお客さんが購入しています。

韓流ショップモイザ・小林由季さん「韓国で人気が出て。日本だとなかなか手に入らないので」

実はこれ、韓国でブームを巻き起こしているという、コリア・フィルターマスク、略して“KFマスク”です。この会社では15日、およそ2万個を韓国から輸入。息がしやすくリップもつきにくいと、既に異例の売れ行きになっているといいます。

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今、SNSに次々と投稿され、女性たちの間で話題となっている不織布マスクも。

「血色マスク届いた~」
「布より不織布が良かったから助かる!」

“血色マスク”とは!?販売する会社を訪ねました。

WEIWEIホールディングス 商品開発部・不破奏香さん「カラー不織布マスクです」

流行のくすみカラーなど、全17色の不織布マスク。新作となる血色マスクは、ローズなど3色展開で、予約から手元に届くまで1か月待ち、というほど売れているといいます。

不破奏香さん「(血色マスクは)メイクのように顔が華やかに見えたり、かわいく演出するような効果があります」

あまりメイクをしていなくても、顔が華やかに見える色で、服と合わせたコーディネートも楽しめます。

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ただ不織布で困るのが、“マスク肌荒れ”。その悩みを解消してくれそうな最新マスクが先月登場。完売につぐ完売となるほど人気だといいます。

スリーアールソリューション・武田友東京支店長「こちらのマスクは赤ちゃん用のおむつと同じ素材で作られております」

赤ちゃん用のおむつと同じ素材でできた不織布のマスクです。肌にやさしいマスクを開発する際、グループ会社で製造しているおむつの素材に着目。ゴワゴワせず、長時間でもストレスなくつけられる、おむつ素材のマスクを生み出しました。

武田友東京支店長「(1月上旬から)約5000箱が既に完売となっておりまして、今も生産ピッチをあげて随時増産をしている形となります」

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そして、飛沫対策で気になるのが、不織布と肌の間にできる隙間。そこで、医療機器の部品を製造する会社が、去年から販売を始めたのが。

タナック 営業開発グループ部長・棚橋一将さん「こういうクリスタルゲルという素材でできているんですが、非常によく伸びる素材です」

伸縮性のある穴の開いたカバーを、不織布の上から装着し、鼻や頬などにそってフィットさせます。顔の形に合わせて、マスクの隙間をおさえることができる商品、その名も「マスピタ」です。

棚橋一将さん「1月7000枚、2月は倍以上のペースで受注しております」

進化する不織布マスクの人気は、しばらく続きそうです。