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橋本新会長 アスリートファーストの視点を

2021年2月18日 21:37
橋本新会長 アスリートファーストの視点を

東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会の橋本聖子新会長が「アスリートファーストの視点を忘れることなく、全力をつくしたい」と、大会に尽力する決意を述べました。

大会組織委・橋本新会長「私のミッションは、参加者にとっても国民の皆さんにとっても、安全最優先の大会を実現して、アスリートの皆さんが迷うことなく、この夢の舞台にたてるように、いまの社会の空気を変えていくことだと思っています。アスリート出身の私として、全力をつくしたいと思います」

会長就任の要請を受けるにあたり「国務大臣の仕事を全うしたい」と悩んだといいますが、「立場が変わっても、東京大会開催に向けて前に進めていくには、受けるのが重要だ」と思い決断したということです。

また、ジェンダーの平等を背景に会長が交代する事態となったことを受け、7年前、男子選手にキスをした写真が週刊誌に掲載されたことについて問われると、「軽率な行動は深く反省をしている」とし、「会長職を全うすることで、多様性、男女平等などオリンピズムの原則を着実に進めていくことを、自ら進めていくことが理解いただけることになると思う」と説明しました。

橋本新会長は、19日にも組織委員会の職員にあいさつを行い、会長としての仕事をスタートさせる予定です。

一方、新会長を選ぶ過程について「候補者検討委員会」の御手洗委員長は、候補者が9人いたものの、全会一致で橋本新会長になったと明かしました。

選考は、御手洗委員長以外の7人の検討委員が、ひとり、または複数の候補者をあげる方法で行われ、6人の委員が橋本新会長の名前をあげたといいます。

そして、17日午後6時ごろに打診の電話をし、18日の午後0時30分ごろに、本人から会長就任を受諾する返答があったということです。

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