橋本聖子新会長、正式決定 大会組織委
東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会の新たな会長に、橋本聖子氏の就任が正式に決まりました。
理事会開始からおよそ10分、新しい会長に選ばれた橋本前大臣は、理事たちの前で就任のあいさつに立ち、緊張した様子で、時折、声をふるわせながら大会成功のために尽力する決意を述べました。
大会組織委・橋本聖子新会長「このたび東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の会長に選任されました、橋本聖子でございます。組織委員会の会長という大変大きな重責を担わせていただくことになりました。身の引き締まる思いであります。組織委員会の会長という立場で、全力で東京大会の成功に向けてまい進をしていきます。その事をお誓いを申し上げて、就任のご挨拶に代えさせていただきます」
橋本氏は「大臣を辞するのは私にとっても大きな決意だったが、その思いを胸に抱きながら、東京大会の成功に向けて尽力したい、その一心でこの場に立たせていただいている」と、会長職を引き受けた胸のうちを明かしました。
また、「5か月後の大会が安全安心に行われるためには、コロナ対策が最重要課題。国と都と共に連携を加速して、国内外のみなさまにこれであれば安全安心だという体制をととのえたい」と話しました。
今回の会長交代が男女平等の問題であったことにふれ、「この問題にスピード感をもってやらなければならない。今月内に体制を打ち出し、結果を出すことが重要」と述べました。
さらに、今年の東京大会が史上初の延期を経験した大会だとして、その経験をいかすためワーキングチームを作って改革案を出し、新たな大会に向けてのビジョンを提案する考えを示すなど、早速、会長としての職務に意欲をみせました。
橋本新会長は、午後6時ごろから会見にのぞむ予定です。