市長室にガラス張りシャワー室設置 波紋も
千葉・市川市役所の市長室におよそ360万円かけシャワー室が設置されていることがわかり波紋が広がっています。
◇
市長室に設置されたシャワー室の写真。ガラス張りになっていて、市長室のトイレの中に設置されているといいます。
去年8月から利用が始まった市川市役所の新庁舎。市によりますと、シャワー室はその2か月後およそ360万円かけ設置されたといいます。先月26日(金)の市議会で明らかになったシャワー室の存在。
市川市議会・越川雅史市議「なんと村越市長の市長室には秘密のシャワールーム、シャワーユニットが公費で設置されているとのことでした」
村越市長は災害対応時に自身や職員が使用するもので、危機管理上必要なものと主張します。
市川市・村越祐民市長「(災害対応時に)体を洗って引き続き執務に適切な環境であたるために必ず必要な施設だと思っています」
2019年にはアメリカの電気自動車メーカー「テスラ」の車を公用車に導入した村越市長。しかし税金の無駄遣いなど批判が殺到し、わずか4か月あまりでリース契約を解約したことも…。
今回のシャワー室は本当に必要なものなのでしょうか。市役所にはすでに一般職員用にシャワー室が3つ設置されています。
村越市長「(多くの職員が利用するため)そもそもシャワーの数が現状十分だと思っていませんし、市長室の手洗いの空いているスペースに後からシャワーをつけるというのは多くの市民の皆様にご理解いただけることだと」
その市民に聞いてみると――
市川市民「市役所にそんなスケルトンのシャワーっていります?いらないと思う」
1日、市のホームページで設置理由などを公表した村越市長。
「ガラス張り・高級品等の指摘がありましたが、あくまで一般的な製品であり特別仕様ではありません」
市民の理解は得られるのでしょうか。