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有効求人倍率2か月ぶり↑完全失業率も改善

2021年3月2日 11:00
有効求人倍率2か月ぶり↑完全失業率も改善

今年1月の有効求人倍率は1.10倍と2か月ぶりに上昇に転じましたが、緊急事態宣言の影響で、依然、厳しい状況が続いています。

厚生労働省によりますと、仕事を探す人1人に対して求人がいくつあるかを示す1月の有効求人倍率は、1.10倍でした。前の月より0.05ポイント上昇し、2か月ぶりの上昇ですが、田村厚生労働相は、「全体を見ると、緊急事態宣言もあり、厳しい見方をしている」と述べています。

産業別では、建設業で新規の求人数が去年1月と比べ11.9%増加している一方、宿泊、飲食サービス業では37.5%減少しています。

一方、1月の完全失業率は前の月よりも0.1ポイント改善して2.9%でした。去年7月以来、6か月ぶりの2%台です。男女別では女性の失業率が0.2ポイント改善しています。総務省統計局によりますと、前の年の同じ月に比べて医療・福祉や教育・学習支援業などで就業者が増えているということです。