芸術選奨に「鬼滅の刃」作者ら選ばれる
芸術の各分野で優れた業績を挙げた人や新しい分野を開いた人に贈られる賞「芸術選奨」に、漫画「鬼滅の刃」の作者らが選ばれました。
芸術選奨の文部科学大臣賞と文部科学大臣新人賞は、演劇、映画、音楽、文学など芸術の11部門において優れた業績を挙げた人や新しい分野を開いた人に贈られるもので、1950年から毎年、実施されています。
今年の芸術選奨文部科学大臣新人賞のメディア芸術部門では、「鬼滅の刃」の作者で漫画家の吾峠呼世晴さんが選ばれました。
選考理由について、文化庁は、「破格の単行本売り上げや映画の興行収入新記録を達成。愚直なまでに優しい主人公と献身的な仲間たちが理不尽な絶望を乗り越える姿は、困難な現今に生きる人々の心を燃やした。誰よりも次回作が待望される吾峠呼世晴氏に敬意と激励を込めて贈賞する」としています。
新人賞には他にも、大衆芸能の部門でシンガー・ソングライターの米津玄師さん、演劇の部門で俳優の鈴木杏さん、舞踊の部門で日本舞踊家の市川翠扇さんらが選ばれています。
また文部科学大臣賞には、演劇の部門で俳優の岡本健一さん、大衆芸能の部門でロック歌手の宮本浩次さんらが選ばれています。
贈呈式は今月9日に行われる予定で、受賞者には賞状と、大臣賞には30万円、新人賞には20万円の賞金が贈られます。