「鬼滅の刃」最終巻に大行列 深夜の争奪戦
空前のヒットとなったアニメ「鬼滅の刃」。4日、その最終巻が発売され、書店には長い行列ができました。
日付が変わる直前の深夜の書店。販売開始の午前0時には店内に30人近い行列ができました。そのお目当ては、マンガ「鬼滅の刃」の最終巻です。この「鬼滅の刃」の最終巻、初版で395万部を発行。全23巻の累計発行部数では、1億2000万冊にものぼっています。
少しでも早く最終巻を読もうと、横浜市の書店では長い列が…。並んでいたのは、“鬼滅専用レジ”です。開店すると飛ぶように売れていきます。
最終巻購入者「子どもたちあと5人いて、どの子が一番最初に読むかって、朝からケンカをしながら学校へ行きました」
中には80代の女性も…。
80代女性「正直なこというと、孫が来るまでよくわからなかったんですよ」
普段は離れて暮らす、「鬼滅の刃」が大好きな孫と共通の話がしたいと考え、購入したといいます。
ただ、人気のあまり、売り切れのお店が続出…。
SNSの投稿「近所のコンビニ、ハシゴしても売り切れていた!」
売り切れていたのは本だけではありません。広告が掲載された朝刊5紙も通常にない売れ行きに…。新橋駅の売店では、一般紙の朝刊がほぼ完売したということです。
都内のインターネットカフェでは、異例の対応をとっていました。
まんがの図書館ガリレオ三軒茶屋店・上関久美子店長「4冊は史上初かもしれないですね」
棚に並べられたのは4冊の最終巻。開店すると、次々と客が手にしていき、あっという間に棚からなくなっていきます。
30代女性「内容もすごく感動するので、今読んでよかったです。涙を流さないようにするので必死でした」
30代男性「4、5回ぐらいはうるっと。いい年なんですけど」
物語の完結に“鬼滅ロス”も…。
30代男性「さみしいはさみしいですけど、しょうがないかなって思って。鬼滅の今までのやつを読み返すしかないかなって」
「鬼滅の刃」の人気はまだまだ続きそうです。