テルモ “ワクチン7回接種”注射器を開発
大手医療機器メーカーの「テルモ」は、ファイザーの新型コロナウイルスワクチンを、1瓶から7回分採れる新たな注射器を開発したと発表しました。
これまでファイザーのワクチンの瓶から取れる薬液は、改良型の注射器でも、1瓶から6回分とされていましたが、「テルモ」が新たな注射器を開発し実験したところ、7回分採取できたということです。
この注射器は、針が根元まで埋め込まれていて、注射器に残る薬液を少なくできたということです。また、一般的な筋肉注射で使われる針の長さは25ミリですが、この注射針は16ミリで、日本人の体を分析した結果、欧米人に比べて皮下脂肪が薄いため、この長さで十分な効果がでると判断したということです。
テルモは厚生労働省から、5日に製造・販売の承認を受けていて、今月中に生産を始め、順次、供給する予定です。