韓国“ワクチンの無駄を最小限”注射器製造
新型コロナウイルスのワクチン接種に向けて準備が進む韓国で、無駄になるワクチンを最小限に抑えられる注射器の製造が進んでいます。
今月から始まるワクチン接種に向け、韓国の医療メーカーでは、特殊な注射器の製造が急ピッチで進められています。
メーカーによりますと、先端部分の形状を変更したことで、接種後に注射器に残り、廃棄しなければならないワクチンの量を一般的な注射器のおよそ20分の1まで少なくできるということです。
例えばファイザーのワクチンであれば、通常、1瓶で接種できる人数は5人ですが、この注射器を使用することで6人に接種することが可能になるとしています。
医薬品管理部門トップ「同じ量のワクチンで、より多くの国民に注射ができるという効果に注目した」
韓国政府もこの注射器に注目し、大量生産のための設備投資や国外への輸出支援の検討を進めています。