米ワクチン接種へ準備急ピッチ「終息に光」
アメリカで新型コロナウイルスのワクチンの承認が近づく中、接種に向けた準備を急ピッチで進めている病院にNNNのカメラが入りました。
取材したのは、ニュージャージー州にある病床数360ほどの中規模病院です。ファイザーのワクチンを保管する予定の超低温冷凍庫を見せてもらいました。
パラマラ薬学博士「(箱から)ワクチンが入ったトレーを取り出し、すぐに冷凍庫に入れます。マイナス70度から80度の超低温冷凍庫で、ここに入れるだけです」
ワクチンは、今月中旬に受け取れるよう準備しています。
パラマラ薬学博士「ワクチンの瓶はこれぐらいの大きさで、1つに5回分入っています」「1つのトレーに195本のこうした瓶が入っており、全部で975回分になります」「(使用時は)薬剤部に持っていき、カウンターで約30分常温で解凍します」
解凍して希釈すると6時間以内に使い切らなければいけないため、綿密な接種計画が必要になるといいます。
1時間に20人から50人の接種を行えるよう、敷地内の広い体育館に会場が設けられ、ワクチン接種に向けた準備が急ピッチで進められていました。
パラマラ薬学博士「(パンデミックの中)、このワクチンによってみんなにとって終息に向かう光がみえたように感じます」